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戦力外Jリーガーの本を読んで、“会社の異動”をポジティブに考え直してみた

おはようございます、takです。

 

少し前の話になりますが、僕は会社で部署を異動しました。

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新入社員で入社したのは、その会社のいわゆる花形部署でした。その会社の技術系の部署で、最上流に位置する部署でした。でも、その部署に配属されて4年目くらいに、異動を言い渡されました。移動先は子会社で、その部署(最初に配属されていた部署)の仕事を請け負っている部署でした。その異動を上司から聞いたときの正直な僕の思いは、“使えないやつだと思われたんだな”という思いでした。なぜなら、その部署の先輩方はほとんど異動がなくて、ほぼ出世していくような部署に、僕は配属されていたからです。

異動後は移動先の人から歓迎され、僕も早く新しい環境に慣れようといろんな人と話すようにしていました。でもやっぱり社会に出て“使えないやつ”と思われたというのが、頭に残っていて心にしこりができていました。異動先の部署の人から「異動してみて、どう?」という話は当時何度もされました。でも、僕の中でその異動をネガティブな出来事としかとらえられていませんでした。

さすがにそんなネガティブな感情をずっと引きずっていたら仕事なんてできないので、今は自分がそこで出来ることをやっているつもりで仕事をしています。

 

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今月、この本を読みました。

戦力外Jリーガー 経営で勝ちにいく 新たな未来を切り拓く「前向きな撤退」の力

J1リーグに所属するガンバ大阪を三年で戦力外になった経営者の方が書かれた本です。

この本の中で、こんなフレーズに出会いました。

プロのアスリートはその大半が、いつか必ず戦力外通告を受けます、これはショッキングな事実ですが、その半面、ありがたいことでもあります。

「おまえの居場所はここではない」と教えてもらえるということは、言い方を変えれば、ほかの場所のほうが活躍できる、といわれているに等しいからです。

そういうことだったんだと、自分の中で自然と腑に落ちました。

他人から自分の仕事を決められる(異動になる、クビになる)というのは、自分ですべてを決めて行動する、もしくは自分で気づいて行動していれば遭遇しないシチュエーションなのかもしれませんが、僕のあのときの異動はネガティブなモノではなかったのかなと改めて感じてきました。

だから僕の場合、ホントに今できることは、今の職場で目の前のことに一生懸命になって取り組むことなんだなと確信しました。

 

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今回読んだ本

僕は、アスリートが書いた本をよく読みます。実際にスタジアムや動画で、その人が本気になって仕事をしている姿を自分の目で直接見ていた場合には、自分の中に入ってきやすいです。

この本も、元サッカー選手が書かれた本だったので自然と手がのびました。

www.bokublo.com

 

最後にタイトルとは関係ありませんが、今回読んだ本の中にあった気になったフレーズをもう一つだけ、僕自身の覚え書として残してこの記事を終わりにしたいと思います。

思いどおりにいかない世の中で、自分なりの工夫をする、ということを、言葉を変えて表現すれば、めざす姿を描き、その実現のための問題が何であるかを明らかにし、克服していく、ともいえるでしょう。つまり、「自分を主語にして、自分を成長させるための問題文をつくる」必要があるのです。そしてその問題文がつくれたなら、あとはそれを解くだけです。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。