それとも『涙の数だけ強くなれる』のか?
今日は、高校サッカーの決勝が行われました。
静岡学園が青森山田に3-2で勝利して、24年ぶりの優勝を飾りました。
両チームがゴールに向かっていて、“勝つんだ!”という気持ちが見えて、面白かったです。
にしても、“人間の足って、あんな使い方できるの?”ってくらいみんな足元が上手い!
終盤に出てきた青森山田の鈴木選手は“手”だったけど、あれこそ“「自分の武器」と言えるんだな”と感じました。
今大会に出場したすべてのチーム、選手、スタッフや関係者に、それぞれの物語があると思います。その中で、TV中継の最後に放映される『最後のロッカールーム』で流れていた1つのシーンでの言葉を聞いて、“そういうことか”と感じたことがあったので書いてみたいと思います。
『最後のロッカールーム』というのは、選手や監督が試合後にロッカールームに戻ったところでのやりとりです。
「大迫(当時、鹿児島城西)、半端ないって」が生まれたのも、この『最後のロッカールーム』でした。
今大会も出場したチームの数だけ、『最後のロッカールーム』がありました。
その1つ、大阪府代表の興国高校の最後のロッカールームでの監督の言葉です。
負けて泣くのだけはやめようや
プレーした奴が泣いてたら
プレーできなかった奴どうすんの?
なんなん
(力を)出し切ってないから泣いてんの?
やりきってるやん
準備も全力でやったし
それで泣いたら彼ら(昌平高校サッカー部)に勝てるのか?って話
悔しかったらもっと上手くなれ!泣く前に!
興国高校サッカー部監督 内野 智章さん
第98回全国高校サッカー選手権大会 昌平高校に敗れたあとのロッカールームにて
今回、記事のタイトルにしたのは『宇宙兄弟』中にあったセリフ。
マンガばっかりでごめんなさい💦
このシーンを初めて読んだときは、言葉の解釈が上手くできませんでした。
こういうことに鈍感な自分が情けない。。。
ですが、上で書いた監督の言葉を聞いて、“そういうことか”と腑に落ちました。
こんな内容の記事を書いておきながら、僕は涙もろいほうだと思っています。
ごくたまに、なんで涙が出るのか分からない時に、目から汗がでます(^^;
悲しくもないし、うれしくもないし、悔しくもないのに。
“「共感できる」に近い気持ちになったときに自然と涙が出るのは、自分がどういう感情にあるときなのかなぁ”と感じています。
そういうときの感情を言葉って、どう表現すればいいんかな?
“嬉し涙”って感覚も、正直まだ分からない。
なんとなく、“嬉し涙”って自分のことを思って流すものではなくて、大切な人や大切なことを思って流すもんなんかなと思います。
さて、“涙”は嬉しい時と悲しい時のために取っておこう。