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聴診器から聞こえてくる音を聴いてみたいと思う。【後悔病棟 / 垣谷美雨】

 

週末、1冊の本を読み終えました。

 

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『後悔病棟』 垣谷 美雨

主人公の女医さんが、の心の声が聞こえる聴診器を手にするところから物語は始まります。

“あぁ、あのときこうしておけばよかった…”という思いを持った、死期が迫った患者さん主人公が、聴診器を通じて、過去をやり直す、というか別の人生を疑似体験するお話です。

 

読み終えてみて、推理小説を読み終えた後のようなスッキリ感や、青春物語を読み終えた後のような爽快感はありません。

扱っているテーマが大きすぎて、なるほど、そういうことかとはなりません。
共感できないというわけではなく、正直あまり想像できていないという意味で

ただ、なるほど、そういう結果にもなりうるんだなという点では共感はできましたし、作者のメッセージは伝わりやすい作品だと感じました。

 

僕がこの作品でほぉぉんと関心を持ったのが、主人公の設定でした。

年齢が33で、コミュニケーションがうまく取れず、“患者の気持ちがわからない”というレッテルを貼られた医者という設定です。

その主人公が、拾った聴診器の力を借り、いろんな人生を覗きながら、目の前の患者さんと接することで、医者として成長(?)する姿も描かれています。
最終的には、その聴診器を後輩にこっそり引き継ぐことになります

そんな設定に感情移入してしまうようなシーンもあった作品でもありました。

 

人の心の声は聞こえてこなくてもいいけど、
自分の心臓の音ってどんな感じなのかなぁと。

聴診器当ててみたら、どんな音が聞こえてくるんかな?

 

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今週は、朝にすこしだけ余裕があって、テレビでNHKあさイチという番組を見ながら朝ごはんを食べていたのですが、特集が面白く、

 

月曜は「愚痴」を特集してたんですが、
“いや、月曜の朝から愚痴かい! 笑”ってつっこみたかったり

 

木曜は「みんなでシェア旅」というテーマで秋田県を特集してて、
“へぇ、きりたんぽってお米やったんか”と、お米を食べながら思ったり

 

金曜はゲストのクラシックピアニスト 清塚 信也さんトークが面白かったり

ベートーヴェンエリーゼのためにという曲がありますが、
エリーゼとはベートーベンの教え子で、
(しかもエリーゼではなく、本当はテレーゼという名前)
この曲はベートーヴェンが教え子に向けたラブレターのようなもののようです。
※ 所説あり!?
そのことに対して、清塚さんが「ラブレターが、今や電話の保留音にまでなってしまって…」と話しているシーンが流れたときに、朝から思わずにやっとしてしまいました 笑

 

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イチゴは、ホットミルクと一緒に

 

西東京は、久しぶりの雨の週末でした☔

 

土曜の夜に、ちょっとだけカーテンを開けて外を見ると、雪のような霙のような、雨ではないものが降っていて、おっ、もしかしてと思って寝たのですが、起きてみると雨でした。
それはそれでよし!

 

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近所の桜の木
気にしたことも、調べたこともなかったんだけど、桜はバラ科

 

1月も、あと1週。

 

 

そろそろ、鬼の足音が聞こえてきそうだなぁ👹