僕が思ったことを書いてみるBlog

- 地元のサッカークラブを応援しているサラリーマンの日常 -

【天皇杯決勝】まだうっすらと両手の手のひらに残るこの感触を忘れず、次の土曜日こそは笑ってお酒を飲みたいと思う。【ヴァンフォーレ甲府×サンフレッチェ広島(2022.10.16)】


行ってきました、横浜に🐻

 


またまたまた、準優勝です。

「くそ~、くやしいー」という気持ちがないわけではありませんが、何も考えられないというか、何を考えていいのか分からないというのが今の気持ちです。

ただ、スキッベさんを横浜で胴上げしたかった…

 

🐻 ⚽ 🐻 ⚽ 🐻 ⚽ 🐻

試合が始まって10分か15分くらいした頃、自分が想像していた試合とは違った試合が目の前では展開されていました。

もっとサンフレッチェが前線からプレスして押し込む試合になるかなと思っていたのですが、プレスをはめにいけるシーンは少なく、ヴァンフォーレの選手の動きにキレがあって、随所にアイディアが感じられるプレーが見られていました。

先制点を許した26分の場面、左右の手を頭の後ろで組む動作をしながら、観客席の背もたれにもたれかかります。そして、スタジアムに来る前に「ヴァンフォーレってどんな勝ち方してきたんかな?」と思って、準決勝のアントラーズ戦の動画を観ていたのですが、前半に先制を許す展開、そこに「おんなじやないかい…」という思いが頭に浮かびます。

前半のサンフレッチェは、クロスの精度がいまいちなところもあり、ほとんど見せ場はありませんでしたが、今シーズン、リーグ戦では何度も劇的なシーンを見てきたので、個人的にはそこまでネガティブな感情はなく、「後半!後半!」と思っていました。(選手の動きが悪かったのか、選手の体が重たかったせいなのかは、よく整理できていませんが、試合の内容は良くなかったことは確かだと思います)

後半に入り、サンフレッチェは攻撃の選手を入れ替え、ヴァンフォーレも5バックぎみで守るようになり、こちらが少し攻め込む時間が増えます。ですが、決定的なシーンはなかなか作らせてもらえず、時間だけが過ぎていきます。

僕も手を叩いて応援する時間帯が増えてきて、残り15分を切ったころから少しそわそわしてきてました。

すると、84分に川村選手の同点ゴールが生まれます。

もう、席を立ちあがって、ガッツポーズと拍手です。大丈夫です、周りもみんなおんなじです。普段は、同点ゴールでここまで喜びを感じることは少ないですが、今日の同点ゴールは、「まだ同点!」という気持ちもありつつ、この時点では最高の喜びを感じることができました。

ですが、このプレーでエゼが負傷。交代枠を使い切っていたということで、交代はできず、残り10分近くを実質10人で戦うことに。ここで、エゼにケガがなく、万全の状態でプレーできていれば…という気持ちも今になっては、少し心のどこかにあります。

1-1で延長戦に入りましたが、今はっきりと頭にあるのは、ハンドでPKを獲得して、「おっしゃー!」(心の声)とガッツポーズで席を立ったこと。「あっ、まだ点入ってないや」と冷静になって、席に着き、満田選手の蹴るボールの行方を、文字通り、祈りながら見届けましたが…

PK戦は、顔の前で手を組む動作と手を叩く動作を繰り返しながら、淡々と時間が過ぎていった感じです。最後、ヴァンフォーレの5人目の選手が蹴ったゴールがネットをゆらした瞬間、文字にすると「終わったかぁ…」という気持ちで、喪失感というか、虚脱感というか、少しだけ何を考えたらいいか分からない時間が過ぎていきます。

どんな試合でも、選手はサポーターのところに挨拶をしに来てくれるので、ホントなら最後まで拍手を送り続けないといけないのですが、やっぱり「くやしさ」があって、選手の挨拶を待つことなく、表彰式を見届けることなく、スタジアムを後にしてしまいました。

帰りの道中も何も考えることができず、ただただ来た方向に向かって引き返して、電車に乗って、輸送されていただけでした(笑)

 

でも、もうこれで、ルヴァンは勝ちしかないと思います。

選手にはプレッシャーもあるかと思いますが、これで勝てなかったら、まだ何か足りていないんだと、僕も切り替えます。

来週土曜日13時を楽しみに待ちたいと思います。

 


ヴァンフォーレ甲府は、今日、目の前でサッカーを見て、今年の天皇杯のチャンピオンにふさわしいチームだったなと、感じています。
Jリーグ好きの一人としては、今日の試合、見ていて楽しかったです。

応援も熱く感じるものがありました。

甲府サポのみなさま、今夜は良い夜をお過ごしくださいませ。

ヴァンフォーレ甲府に関わるすべての皆様、優勝おめでとうございます。